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ExcelとAccessの学習室

Excel VBAの独学で使える本の紹介

この記事はプロモーションを含みます

こんにちは。システム担当の父親、KATSUです。
Excel歴20年、Access歴10年ですが、ブログは55記事を書いた程度です。


「Excelでマクロというものはとても便利らしい。今の職場では誰もマクロを使える人がいないので、どのように使ったらよいか分からないです。」
「Excel VBAに以前挑戦したけれど、忙しくて挫折してしまいました。もう一度頑張ってみたいです。」

VBAに興味を持ち始めた方や、過去にVBA学習に挑戦したけど、挫折した方に向けて書きました。

この記事を書いている私は、約10年前からExcelでVBAを使い始めました。

最初の2年くらいは完全独学で、マクロ記録に少しだけ手を加える程度のものばかりでした。

正直「本を買うのも高いし、独学でも何とかなるか。」という甘い考えを持っていました。
その後、2回程度のセミナー受講や本を購入しての学習を経て、脱初心者程度までは成長出来ました。
しかし、「初めの2年間の完全独学期間は本当に無駄な時間を過ごした」と後悔しています。

更に、ブログを始めてから、書店や図書館でVBA本に目を通す機会が増えてきました。
最近の書籍は以前のものより様々な視点で書かれており、入門者に優しい本が増えてきているようです。
今回は用途別にオススメ本を4冊紹介します。

VBAを学習することで得られる効果

Excel自体はとても素晴らしいアプリです。感覚でもある程度までは操作できます。

しかし、VBAはExcelと全く感覚で操作することは出来ません。
操作方法やプログラミングなどの前知識が必要になります。

それらの知識を学習するためには時間がかかりますが、手作業で行っていた作業が全てコンピュータが自動で処理してくれるのです。
例えば、VBAの基本を学習するのに40時間かかったとします。
更に、毎日1時間かけている作業を完全自動化するのに5時間かけてコーディングします。

VBAを扱えない人が毎日1時間の作業を数秒で終わらせることが出来れば、45回で投下した時間を回収することができます。
46回目からはマクロを作動させれば、その操作をVBAにさせている限りは時間的な効果が無限に発生し続けます。

また、一度何かを自動化してしまうと、他にも自動化したいことが思い浮かぶので、違うマクロを作ります。

2回目以降は学習にかける時間は必要ないので、コーディング時間のみを回収できれば、あとは無限に効果を生むことが出来ます。

乗り物で例えると、Excelの基本操作は自動車で、VBAを使うのは飛行機で好きなところへ移動するような感じでしょうか?

VBA本を買ったりセミナーを受講するなどの方法で学習すれば、最初の40時間を更に短縮することができます。

費用を投資して有効に使えれば、その分だけ早く回収できるようになります。

本を買う前の予備学習

全くVBAを触ったことの無い方は、当ブログでマクロ記録とデバッグについての過去記事を是非参考にしてください。

https://sys-daddy.com/excel-macro-use/
https://sys-daddy.com/excel_vba_debug/

この2つを知っているだけで、VBAの学習難易度は一気に下がります
更に頑張れそうなら、条件分岐・繰り返し・変数を挑戦してみましょう。この3つが使えるようになればほとんどの作業を自動化できます。

挑戦してみて行き詰まれば、その時が本の買い時です。
対処せずに放置するのは、効率を上げるチャンスを失うことになります。

ゼロから本で学習したい方へ

マクロをゼロから学習したいけど、専門用語がちりばめられている本に嫌気がさしたことはありませんか?
そんな方には、寺澤伸洋さんが執筆した「4時間のエクセル仕事は20秒で終わる―ノンプログラマーのGAFA部長が教えるExcelマクロ入門」」がオススメです。

専門用語を徹底して排除して、マクロ未経験者にもわかりやすいよう配慮してあります。

中級者以上の方には技術的に多少物足りない内容ですが、初級者レベルの方にはピッタリの内容です。
この本での学習が終わるころには、きっと会社での業務にマクロを使いたくなってくることでしょう。
専門用語に慣れ、簡単なマクロを作れるようになったところで、新しい学習本を活用すれば更なる成長が期待できます。

分かりやすい学習書を探している方へ

できるだけわかりやすく解説してある本を使って学習したい方には、
「できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA できる イラストで学ぶシリーズ」
がオススメです。

イラスト多めで、解説も分かり易くなっています
プログラミングの入門編としても使えます。

これまで我流でマクロを作ってきた方にとっても、本書を活用することで基本から振り返れるのではないでしょうか。

中級者程度を目指したい方へ

VBAを使った初歩的な入力や操作が分かる方は「たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書【増強完全版】」がオススメです。

「すごいカイゼン」のセミナーで著名な、吉田拳さんが執筆されています。
数多くのセミナーをこなされている中で、必要なところなどをピックアップしてくれています。

テキスト多めですが、効率良くVBAを学ぶのには最適な本です。
中級者レベルでも、知らないことが書かれていますので、買うとお世話になる期間は結構長くなるのではないでしょうか?

KIndleにも対応していますので、i-Phoneなどの携帯を使って電子書籍を読む時にも負担に感じません。

ネタ帳的な使い方をしたい方へ

PCの側に置いて辞書替わりに使いたい方は、「Excel VBA逆引き辞典パーフェクト」がオススメです。
コードの事例が豊富に掲載されていますので、少なくとも知りたい情報をネット検索するより、この本から検索した方が時間はかかりません。

但し、Kindle版では目次検索できませんので、製本された書籍の方がオススメのようです。

まとめ

今回は、VBAの独学手順とオススメ本を紹介しました。

ネットでも有益な情報はたくさんあります
初めは、試しにネットで検索しながら学習してみましょう。

ネット検索での独学で壁にぶつかった時点で、先程紹介した書籍を買ってもう一度挑戦してみましょう。
スムーズにハードルを越えられるはずです。

VBAの中級者程度までレベルが上がれば、ほとんどの事が自動化出来ます。
間違いなく、あなたに重くのしかかっている日常のデータ加工や集計作業を無くす事ができます。

本日も最後までありがとうございました。