こんにちは。KATSUです。
当ブログでは、これまでExcelやAccessについての情報発信を行ってきました。
最近話題になっている暗号資産を触った体験もあわせて、このブログに残していきたいと思います。
私自身は暗号資産歴半年の初心者で、NFTコレクションが知られるようになった2021年9月頃にようやく触り始めました。
それまでは暗号資産に興味を持つ機会はなく、どちらかというと「何となく怪しいもの」という見方でした。
実際に半年間触ってみたところ、「暗号資産関連の技術(ブロックチェーン)は未来の新しい技術であり、知っておいた方がよいもの」ということが分かりました。
本記事では「普通のサラリーマンがどんな手順で暗号資産を触り、どんな体験をしてきたのか」という事だけを包み隠さずに書いてみました。
「暗号資産やNFTっていう言葉を最近耳にするようになったけど、実際どうなの?」と考えている方に参考になれば幸いです。
なぜ暗号資産を触り始めたのか-数年後の未来を予想
「暗号資産ってよく分からないし、怖いので触りたくない。お金を大きく失ってしまうのでは?」って思っていませんか?
恐らく多くの人はそのように考えているでしょう。
会社で勤務して普通に生活している環境では、なかなか暗号資産関連の情報を得る機会はほとんどないですしね。
最近ようやくCoinCheckのCMがテレビで流れるようになったくらいですね。
今から20年くらい前のこと(1990年代後半から2000年代前半まで)を思い返してみましょう。
ちょうどインターネットが普及し始めた頃で、ネットショップが今ほど普通に使われる時代が来るとは予想もしていませんでした。
ネットショップ最大手のAmazonは、インターネットが普及し始めた1994年に創業されたようです。
そこから成長と停滞を繰り返し、今や世界一のネットショップになりましたよね。
検索エンジンで日頃お世話になっているGoogleも同じです。
検索機能から始めた会社がこんなに大きな企業に成長するとは、20年前は誰も思っていなかったのではないでしょうか?
暗号通貨で使われているブロックチェーン技術は、次世代の技術と言われています。
今はどちらかというと「少数の人が暗号資産関連コンテンツを楽しんでいる」という状態ですが、数年後には「普通の人も暗号資産ということも意識せずに使っている」という未来がきっと訪れるでしょう。
- ビットコインを基軸通貨にしている国(エルサルバドルなど)が現れている
- 海外ではビットコインを扱えるATMが普及しはじめている
- アメリカの大企業(NIKE・アディダス・ディズニーなど)がNFTに力を入れ始めている
などといった、新しい変化が毎日ニュースになっています。
Facebookも社名を「メタバース」の「Meta」に変えたのは記憶に新しい出来事ですよね。
日々流れてくるいろんな情報やニュースから、
ブロックチェーンや暗号資産は成長産業であり、時代に乗り遅れないためにも触っておくべき
と判断し、実際に行動してきました。
はじめに行った事-取引所に口座を開設
暗号資産関連コンテンツを扱うためにも、まずは複数の取引所で口座を開設してみました。
不安を抱えながら試してみましたが、意外とカンタンでした。
どの取引所もだいたい以下のような手順です。
- 口座を作りたい取引所のサイトにアクセスし、メールアドレスを登録
- 指示に従って情報入力や身分証明書の撮影を行う
- 審査後に口座が開設される
「セルフィー画像」という自撮り撮影が少しややこしかったですが、コツをおさえれば大丈夫です。
いろんなオンライン契約でセルフィー画像が求められますので、試行錯誤して撮影したことが今も役に立っています。
国内の主な取引所ではいろんなキャンペーンを行っているので、ASPのセルフバックやポイントサイトなど、使えるところを使いました。
実際にビットフライヤーの口座開設でモッピーを活用し、12,000円分のポイントをゲットできました。
10万円以上の取引という条件を達成する必要がありましたが、もともと変動の大きいビットコインですので、今もそのまま塩漬け状態にしています。
いずれ良いタイミングが訪れたところで利確させる予定です。
FXなどの場合はレバレッジがかかりますので、ロスカット(強制決済)で損失を出すリスクがあります。
最悪の場合は資金が全て消えてしまうだけでなく、マイナスの資産、つまり借金を抱えてしまうことになりかねません。
一方、暗号資産はレバレッジをかけなければロスカットされません。
つまり、価値が下がって資産が目減りすることはあっても、ゼロ以下になることはないということです。
暗号資産投資のリスクを下げるために、私も以下のことに気をつけています。
- 身の丈以上の投資を行わない(無くなっても痛くない程度)
- 大きい取引所を選ぶ(取引所の破綻リスクを下げる)
- 2段階認証をしっかりと行い、パスワードやシードフレーズを記録する(ハッキング対策)
- 利益が発生した時の納税リスクを想定しておく
リスクを考えると暗号資産は怖いのですが、新しい技術に触れるメリットの方が圧倒的に大きいので、一歩踏み出してみてよかったと思っています。
納税のリスクについては、この記事の後半で深堀りしますね。
ここで「1ビットコインは数百万するので高くて買えないのでは」と考える人がいるのではないでしょうか?
実は、販売所では数百円からでもビットコインを買うことができます。
ビットコイン換算で0.0000…と、かなり小さい単位になってしまいますが、そんな小さい金額からでも暗号通貨を買う事は可能です。
つまり、円を使う時は1円単位になってしまいますが、暗号資産の売買は小数点でも取引できますので大金を使う必要はありません。
注意しないといけないことは「販売所と取引所の違い」で、販売所の方が取引所よりも手数料が高くなってしまうということです。
一方で、販売所では取引所よりも少ない金額で売買できるという違いもあります。
実際に販売所と取引所の使い分けについては、私は以下のようにしています。
- ある程度まとまった金額(1万円以上)で購入する場合は取引所
- 少額からの積み立ては販売所を使う
「販売所は損してしまうのでは?」と考えてしまいますが、もともと変動の大きい暗号通貨です。
少額の売買であれば、変動の価格が手数料の差を打ち消してくれます。
メジャーな通貨(BTCやETH)を数千円から積み立てる程度であれば、販売所もアリでしょうね。
また、口座を開設したついでにメタマスクも作成しておきました。
「メタマスク」は定番の個人用ウォレットで、Chromeの拡張機能から作ることができます。
NFTコレクションを売買できる「OpenSea」では、メタマスクを作っておかないと取引自体できません。
暗号資産コンテンツを体験した感想
取引所の中だけでお金を動かすだけでは、暗号資産関連を十分に楽しんでいるとは言えません。
暗号資産を使ったコンテンツは、売り買いだけでなくゲーム的な要素を含んだものもたくさんああります。。
今特に熱い3種類のコンテンツをこれから紹介します。
NFTコレクション
ここ半年で日本でも話題になっているのはNFTコレクションですね。
2021年9月には、「8歳の小学生が書いたドット絵のNFTアートが高額で取引された」というセンセーショナルなニュースが流れたのは覚えていますか?
【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか
NFTにもいろんな種類がありますが、ここで紹介するものは「NFTアート」や「NFTコレクション」と呼ばれ、TwitterなどのSNSアイコンとして今はよく使われています。
海外では高額なNFTコレクションをTwitterアイコンにしているのが流行しています。
「CriptoPunks」や「Bored Ape Yacht Club (BAYC)」といったものが有名ですね。
この記事を読んでくれている方も、どこかで見たことがあるかもしれませんね。
下のドット絵は「CryptoPunks」です。
最も古いNFTコレクションとして知られています。
サルのアイコンがBAYCです。
アメリカではSNSのアイコンをBAYCにするのが流行っているようです。
なんと、どちらのコレクションも安くて数千万円、高いものは1値億円越えするようです。
さすがに庶民には、とても手が届くものではないですよね。
このようなNFTを取引できる最大手のサービスは「OpenSea」です。
安いものは数百円からNFTコレクションを買えます。
OpenSeaで取引するときに必要になるのが、「ETH(イーサ)」という通貨です。
大まかに言うと「日本の取引所でETHを買い、メタマスクに送金する」という流れでNFTコレクションを買う資金を準備できます。
2022年3月現在、10個程度のNFTコレクションを購入していますが、そのうち2~3個は購入時より数倍の価格で売却できそうです。
しかし、もともと3000円以下で購入したものばかりで、日本での市場はまだまだ小さいということですので、しばらくはまだそのままの予定でます。
実際にNFTコレクションを買ってみて気付いたことは、「予算が少ない人、ギャンブルに慣れていない方には、一儲けしたいという気持ちでNFTコレクションを買うことはオススメできない」ということですね。
値段が爆上がりしても売却したくないという心理が働き、逆に電子ゴミになってしまった場合は売りたくても売れない、ということにきっと陥ってしまいます。
もちろん、直感で気に入った作品があれば、買うのはアリです。
クリエイターの方が気持ちを入れて作った作品ですので、敬意をもって購入しましょう。
NFTコレクションを購入できれば、暗号通貨の購入・ウォレットの購入・ブロックチェーンの切替え・NFTの購入、といったことが一通りできるという証明にもなります。
新しいテクノロジーを学習するという意味では、ためしに2~3個程度を買ってみてよかったと今では感じています。
ブロックチェーンゲーム
「ゲームをするだけでお金を稼げる」といった夢のようなことが今では実現されています。
暗号資産の知識と触った経験を少し持つだけで、ゲーム感覚でトークンを得ることができるということですね。
私も実際に「PlayMining」「STEPN」という2つのアプリを楽しんでいます。
「PalyMining」は、日本人の方が海外で設立したプラットフォームで、ゲーム・ステーキング・NFTの売買などを行うことが出来るようです。
2022年3月時点では、無課金から暗号通貨トークンをゲットするには「JobTribes」というカードゲームから始めるとよいでしょう。
「Lucky Farmer」は、ランキングからでしかトークンを得ることができませんので、片手間ではちょっと難しいかもしれません。
「JobTribes」でステージをクリアすれば、ゲーム上のスコアとして「Paleコイン」をもらえます。
「Paleコイン」は毎月決まった日(給料日)に暗号資産トークン「DEPコイン」に両替できます。
プレイしている感覚は「モンスト」や「パズドラ」に近いでしょうか?
同じステージを周回することもできますし、「Auto」機能で勝手にゲームを進めてくれます。
このようにゲームをするだけで報酬を得られる仕組みは、「Play2Earn」と呼ばれます。
特に「Axie Infinity」というゲームがフィリピンで流行り、ゲームの収入だけで生活しているということもありました。
体を動かせば暗号資産をもらえる「Move2Earn」形式のゲームもアツイです。
「STEPN」は、ランニングやウォーキングすることで「GSTコイン」がもらえます。
アイテムのNFTスニーカーを買わないとゲームを始められませんが、もらえる報酬が高めで大人気です。
ここからは、2022年3月現在のブロックゲームの攻略がどの程度進んでいるか、ということについてです。
「JobTribes」については、以下のブログ記事に沿ってゲームを進めており、スタミナレベルを上げている最中です。
レベル30がMAXですが現在はレベル22なので、DEPコインをゲットできるのは4月中旬ではないかと見込んでいます。
≫【初心者】JobTribesを始めたらこの順番で攻略せよ|無課金日本一プレイヤーが教えます
STEPNについては、2月の上旬に「Common」の「Jogger」1足を6.3SOLで購入しました。
3月下旬には目標までのレベルアップが完了します。
レベルアップ後は、10分程度のウォーキングで毎日4500円相当のトークンをゲットできる見込みです。
タスクで通貨をゲット
一見あやしい話ですが、ワンクリックで暗号通貨をもらえるサービスもあります。
「Hi Doller」というアプリでは、簡単な質問に答えるだけで「Hiコイン」がもらえます。
「HiDoller」でユーザー登録する場合は紹介コードが必要ですので、よかったらこちらをどうぞ。
紹介コード:sysdaddy
最近はアップデートでコインをもらえる条件が変わりましたが、コインを運用で増やせる「ステーキング」もできます。
ステーキングできるのは100Hiからです。
将来の相場はどうなるか分かりませんが、今はレートが低いのでお試しにはちょうどいいくらいです。
私も100Hiで365日のプランでステーキング中ですので、1年後が楽しみです(^^♪
暗号資産関連の情報を得る方法
暗号資産の基本を知るためには、オリラジ中田敦彦さんのYoutube動画がオススメです。
かなり分かりやすく説明してくれています。
- 【ブロックチェーン①】5G時代の最終兵器〜人類の未来を変える大発明〜
- 【ブロックチェーン②】5G時代の最終兵器は GAFAを倒す革命的な技術
- 【NFTとメタバース①】デジタル資産になぜ数十億円もの価値がつくのか?世界の未来はどう変わる?
- 【NFTとメタバース②】NFTはゲーム・ファッション・スポーツ・音楽業界の未来をどう変えるのか?
Voicyというポッドキャストアプリもオススメです。
キンコン西野さんが情報発信しているチャンネルが有名ですね。
暗号資産関連の情報発信を主に行っているチャンネルがいくつかありますが、ここでは3つ紹介します。
スマホアプリは、iOSもAndroidも両方あります。もちろん無料です。
暗号資産に興味のある方は、通勤中の耳が開いている時間を使って学習していきましょう。
さらに、書籍から情報を得たい方は「NFTの教科書」がおススメです。
中田敦彦さんのチャンネルでも触れていますが、この本からNFTについてより深い内容を学ぶことができます。
電子書籍を日頃から使っている方は、「いちばんやさしいブロックチェーンの教本」がKindle Unlimitedの対象になっています。
一番基本的なところから解説されていますので、一読してみるとよいでしょう。
税金の支払いを意識する
暗号資産を扱うときに忘れていけないのは「納税を忘れずに行う」ということです。
暗号資産から「円」に替えたときに発生する利益はもちろん、別の暗号資産にトレードした場合も、時価で利益が発生すれば課税対象になります。
- 暗号資産で巨額の利益を得ることができた
- 翌年に前年の利益を使って別の暗号資産にトレードしたが暴落した
- 利益を得た年の確定申告を行っていなかった
上のようなパターンに当てはまった場合、追徴課税の請求が届いたものの支払うだけの利益が残っていない、という最悪のパターンに陥ってしまいます。
普通の会社員の場合、基本的に勤め先の会社が納税を代行してくれます。
ほとんどの方が所得税や住民税を納付する経験がないので、納税しないといけないという意識が抜けてしまうでしょう。
簡単なのは1月1日から12月31日までを一区切りとし、納税分の現金は年末には必ず残しておくようにしておけば、特に怖くはありません。
仮に莫大な利益が発生した場合、納税通知書が届くまでは利益の再投資を控えておいたほうが無難でしょうね。
暗号資産投資と確定申告は切っても切れないものということを意識しておきましょう。
国税庁が見解を出していますので、詳しい内容を知りたい方はそちらを覗いてみるとよいかもしれません。
≫暗号資産に関する税務上の取扱い及び計算書について(令和3年12月)
また、Kindleでは暗号資産の税金に特化した本も1000円くらいで買えます。
正しい知識を身に付け、申告漏れによる追徴課税を避けることできれば、とてもオトクな買い物ではないでしょうか?
まとめ
今回は、暗号資産関連コンテンツで体験したことなどをまとめてみました。
これからどんどん普及していく技術であるのは間違いありません。
相場や利益に対する納税のことなど、普通に職場に勤めているだけでは学べないことを自分事として学習できます。
一時の利益が出たとか損したなどではなく、お金を投入してみて学習したことは、他の新しい技術が出た時にも応用できるでしょう。
ますます個人の力が重要になる時代を乗り越えるためにも、「暗号資産を通して楽しく学んでいく」ことをこれからもすすめていこうと思います。
これからは、個別のプラットフォームについてもより深堀していきますね。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。