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【ネタバレ注意】書籍「Excel パワーピボット」で学習するための5つのポイント

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こんにちは。システム担当の父親、KATSUです。
Excel歴20年、Access歴10年の社内SEです。

週1回のペースでブログの新記事を投稿していますが、もう少しで80記事に到達します。


「Excelパワーピボットを買って学習しているんですけど、内容が難しくてなかなか進みません。誰かコツを教えてくれるといいんですけどね…。」

「Excel パワーピボット」の学習をやめてしまった人に、やり遂げるためのポイントを解説します。

この記事を書いている私は、約1年前に「Excel パワーピボット」という本の存在を知り、購入して学習を始めました。

本の解説どおり学習し続けていましたが、最近になってようやく完了させることができました。

他の事に興味が沸いて学習を止めていましたが、実質の学習時間は半年程度でした。

学習を完了させた今だからこそ、「Excel パワーピボット」を使ってどのように学習をしたらよいか、ポイントをまとめることができました。

本記事は、パワーピボットの学習につまずいた方へ、是非学習を再開して頂きたいという思いで書きました。

「これからパワーピボットを学んでみようかな?」という未体験の方にも参考になる内容かと思います。

本記事で触れた学習のコツを把握したうえで学習を進めていければ、2ヶ月くらいで習得できるでしょう。


一応、今回紹介する本について補足だけを入れておきます。

「Excel パワーピボット」はこのブログでも何回も触れていますが、Excelの革命的な新機能である「パワークエリ」と「パワーピボット」の解説本です。

ここまで細かくExcelの新機能について解説された本は他になく、出版元の翔泳社さんのコンピュータ入門書ランキングの上位に入っています(2021年2月時点)。

学習ポイント1-第1部は目を通すだけでよい

「Excel パワーピボット」は、大きく2部に分かれています。

  • 第1部・・・パワークエリとパワークエリについての基本的な考え方や理論
  • 第2部・・・実際に手を動かしながら学習する

本を買ってはみたものの、第1部の解説で本を使わずに閉じてしまった方はいませんか?

理論からしっかりと学びたい方は、第1部から読み進めた方が学習の効率は高いです。

本の順番通りに学習をすすめればよいですから。

しかし、「細かい理論はいいから、早く学びたい」という方は、むしろ第1部を飛ばして第2部からすすめてみましょう。

第2部の学習でパワーピボットの全体像をつかんだ後に第1部に目を通してみると、内容がスラスラ頭の中に入ってくることに気付くはずです。

それは、あなたが第2部を実践することで、パワーピボットの操作が体に染みついているからです。

だから、第1部で挫折した方は迷わず第2部から始めましょう。

学習ポイント2-第2部の第2章はしっかりと学習する

実際に手を動かし始めるのは、第2部の第2章からになります。

「まずは基本の星形モデルで7つのステップをマスター」という名前がつけられている章です。

第2章が一番大事なところになりますので、ここはしっかりと学習しましょう。

更に細かい内容になりますが、第2章の「1.みたてる」でもやや長い解説が入りますので、軽く流し読む程度で問題ありません。

「2.とりこむ」から本格的に手を動かして体験できる内容になっています。

ただし、ここでも解説が理解できない場合も飛ばして先に進めてみましょう。

飛ばして次に進んだ内容がつながれば、そのまま先にすすめましょう。

引っかかって先につながらない場合だけ、ちょっとだけ頑張って周辺の内容をしっかりと読みます。

そんなことを繰り返していると、いつの間にか第2章が完了しているかと思います。

そして、あなたはパワーピボットの流れが把握できるまで成長しています。

学習ポイント3-難しいDAXはスルー

第2部の第3章以降は、多くのDAXが使われます。

簡単なものでは、従来のワークシート関数にもよく使われている「SUM」関数があります。

しかし、「ALL」や「CALCULATE」など、これまでのExcel関数には無かったような関数も本には紹介されています。

おそらく、一度に全ての関数を使いこなすのは大変なのではないでしょうか?

「Excel パワーピボット」を学んでいるあなたが、非IT業界でExcel操作以外に多くの時間を割かなければいけない立場なら、なおさらです。

「この関数は難しい」と判断した関数は、一旦飛ばしてみましょう。

「SUM」や「COUNT」などの集計関数と、割り算を計算する「DEVIDE」だけでも、DAXは十分に使えます。

通常のピボットテーブルよりも便利であると間違いなく感じることができます。

そして、簡単なDAXを実務に取り入れて、実際に使ってみましょう。

今まで時間をかけて行っていた項目別の集計が、「スライサー」と「行の展開と折りたたみ」を使うことで簡単に切り替えられるようになっています。

また、グラフも都合のいいように範囲を変えられますので、相当楽に分析できるようになっているはずです。

学習ポイント4-前年度データ取得用DAXはクエリ名に注意

簡単なDAXを使いこなせるようになったら、累計の計算や前年データ取得のDAXにも挑戦してみましょう。

ただし、やや難易度が高くなるので、実務に当てはめてみても、思い通りの集計結果が出なかったりすることもあります。

思い通りに操作できないと、挫折もしやすくなります。

ここでの注意点は、DAX式で使っているクエリ名が正しいかどうかです。

クエリ名を間違えると、想定した計算結果になりません。

実は私も、前年度実績取得のところで、長い間学習を止めていました。

原因は「日付を指定しているクエリが間違っていた」ということです。

実績用のクエリのみを作って前年度実績を計算したけれど、想定していた結果になりませんでした。

最近になって本を見返したところ、「売上実績」ではなく「カレンダー」クエリの日付を設定していることが分かりました。

「前年度データ取得」の壁を越えた後はスムーズに学習が進み、ついに本でのパワーピボット学習を完了させることができました。

このように、思い通りの計算結果にならなかったときは、もう一度本に書いてあるDAXと何が違うのかをじっくり見返すと解決できます。

学習ポイント5-学習の途中でも早く実務に取り入れる

一番大事なのは、とにかく実務で使ってみることです。

「Excel パワーピボット」は本当に中身が濃く、習得するまでに時間がかかります。

しかし、習得できれば「Excelでのムダな操作時間の大幅削減」と「分析精度の大幅なアップ」を見込むことができます。

少しずつでもいいので、あなたが時間をかけて学習した内容をいち早く実務に導入するのが上達の早道ではないでしょうか?

100%の出来を初めから求める必要はありません。

新しい知識を継続して実務に導入できれば、初めに想定していた100%以上のものにきっと仕上がるはずです。

まとめ

「Excel パワーピボット」の学習ポイントについて解説してみました。

今回の内容は、私が途中で学習を止めながらも完了まで至った流れに沿って、ポイントをまとめました。

過去に本を買ったけど今は挫折してしまった方にとって、少しはお役に立てるような内容になっていると思います。

パワーピボットでシステムを構築できれば、莫大なデータの集計や分析がマウスのみ完結できるようになります。

本書を学習し、パワーピボットを作るコツをつかめれば、1日でシステムを構築できます。

この記事をきっかけにして、学習を再開して頂ければ幸いです。

最後までありがとうございました。

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